八幡次郎好酉の鳥紀行
台湾 大雪山 鞍馬山荘近郊
八幡自然塾日本の鳥旅先の鳥旅先の花木旅先の蝶鳥紀行好酉の世界



 
<<Home Page
サンケイ (山鶏)

写真①
① サンケイ ♂ 成鳥 賞鳥平台 大雪山国家森林遊楽区 台湾 Bird Watching Deck, Dasyueshan National Forest Recreation Area, Taiwan 2012/03/01 Photo by Kohyuh
サンケイ ♂ 成鳥  賞鳥平台 大雪山国家森林遊楽区 台湾
Bird Watching Deck, Dasyueshan National Forest Recreation Area, Taiwan
2012/03/01 Photo by Kohyuh



写真②
② サンケイ ♂ 成鳥 賞鳥平台 大雪山国家森林遊楽区 台湾 Bird Watching Deck, Dasyueshan National Forest Recreation Area, Taiwan 2012/03/01 Photo by Kohyuh
サンケイ ♂ 成鳥  賞鳥平台 大雪山国家森林遊楽区 台湾
Bird Watching Deck, Dasyueshan National Forest Recreation Area, Taiwan
2012/03/01 Photo by Kohyuh



写真③
③ サンケイ ♂ 成鳥 賞鳥平台 大雪山国家森林遊楽区 台湾 Bird Watching Deck, Dasyueshan National Forest Recreation Area, Taiwan 2012/03/01 Photo by Kohyuh
サンケイ ♂ 成鳥  賞鳥平台 大雪山国家森林遊楽区 台湾
Bird Watching Deck, Dasyueshan National Forest Recreation Area, Taiwan
2012/03/01 Photo by Kohyuh




写真④
④ サンケイ ♀ 成鳥 賞鳥平台 大雪山国家森林遊楽区 台湾 Bird Watching Deck, Dasyueshan National Forest Recreation Area, Taiwan 2012/03/01 Photo by Kohyuh
サンケイ ♀ 成鳥  賞鳥平台
大雪山国家森林遊楽区 台湾
Bird Watching Deck,
Dasyueshan National Forest Recreation Area, Taiwan
2012/03/01 Photo by Kohyuh




写真⑤
⑤ サンケイ ♀ 成鳥 賞鳥平台 大雪山国家森林遊楽区 台湾 Bird Watching Deck, Dasyueshan National Forest Recreation Area, Taiwan 2012/03/01 Photo by Kohyuh
サンケイ ♀ 成鳥  賞鳥平台 大雪山国家森林遊楽区 台湾
Bird Watching Deck, Dasyueshan National Forest Recreation Area, Taiwan
2012/03/01 Photo by Kohyuh




写真⑥
⑥ サンケイ ♀ 成鳥 賞鳥平台 大雪山国家森林遊楽区 台湾 Bird Watching Deck, Dasyueshan National Forest Recreation Area, Taiwan 2012/03/01 Photo by Kohyuh
サンケイ ♀ 成鳥  賞鳥平台 大雪山国家森林遊楽区 台湾
Bird Watching Deck, Dasyueshan National Forest Recreation Area, Taiwan
2012/03/01 Photo by Kohyuh




写真⑦
⑦ サンケイ ♀ 成鳥 賞鳥平台 大雪山国家森林遊楽区 台湾 Bird Watching Deck, Dasyueshan National Forest Recreation Area, Taiwan 2012/03/01 Photo by Kohyuh
サンケイ ♀ 成鳥  賞鳥平台
大雪山国家森林遊楽区 台湾
Bird Watching Deck,
Dasyueshan National Forest Recreation Area, Taiwan
2012/03/01 Photo by Kohyuh




写真⑧
⑧ サンケイ ♀ 成鳥 賞鳥平台 大雪山国家森林遊楽区 台湾 Bird Watching Deck, Dasyueshan National Forest Recreation Area, Taiwan 2012/03/01 Photo by Kohyuh
サンケイ ♀ 成鳥  賞鳥平台 大雪山国家森林遊楽区 台湾
Bird Watching Deck, Dasyueshan National Forest Recreation Area, Taiwan
2012/03/01 Photo by Kohyuh



 サンケイ (山鶏) *205 *214 2012/08/06
キジ目 Galliformes
キジ科 Phasianidae
 学名 Lophura swinhoii
 英名 Swinhoe's Pheasant
 全長 (L) = ♂ 77cm ♀ 57cm

 固有種 (台湾) *214

戻る 2012年 3月 1日 次へ
 賞鳥平台にはミカドキジはいないが、別のキジでよかったら見ることができると、大学の先生が教えてくれた。

 cf. 出逢い







サンケイ現る
 その場所で、先客のカメラマン2人と一緒に待つことにしたのだが、いつ現れるかわからない相手を待つというのは、本当は私の性に合わない。

 cf. 鳥撮人と鳥観人


 それが ・・・ その待っている間にも、タカサゴマシコヤブドリが現れて楽しませてくれていたのである。 だから、手持無沙汰で、ただ待っているといった感じはまったくなかった。

 すると間もなくカメラマンに動きがあった。 ・・・ 見ると道路の向こう側、即ち、谷側からキジらしき鳥が首を伸ばし、用心深そうに顔だけのぞかせて、まわりの様子をうかがっている姿が目に入った。

 やがて安心したのか、首の次に、胸まで現すようになった。 ・・・ という具合にして、次第に露出度を上げていって、ついには全身を現したのである。 キジの雌だと、直ぐにわかった。 (写真④




 私たちは大雪山林道の point 23k 付近の道路の山側の側溝に並んで陣取っている。 そして、カメラマンは道路の向こう側 ・・・ すなわち、谷側にカメラを向けていたのである。

 要するに、キジは谷側から現れることになっているのだろう。 道幅は、2車線の道路だから、せいぜい 10m ほどだろうか。 これほど近くで、本当にキジと対面が可能なのかと最初は半信半疑ではあった。



 ここは林道でも、尾根筋を通るものではなく、山の斜面にへばりつくように通している道路だ。 だから、谷側は、それこそ深い谷になっているし、もちろん、山側は急な斜面が立ち上がっている。

 そして、私たちが描くキジのイメージは、草原の鳥ではなかろうか。 ところが、ここで平坦なところといえば、この道筋だけなのだ。


 あとになって、そのキジの名前を知って納得したのだ。 お目当てのキジの名は、サンケイといって、"山鶏" と書くように ・・・ 山の鳥だったのである。

 それでも、いったいどこに彼らの棲める場所があるというのだろう。 キジは飛べるが、歩きが基本だから、このような斜面ばかりでは棲み難いと思うのだ。





 最初に現れたのはサンケイの雌 (写真④) だった。 サンケイという名前は知らなかったが、これが雌ということぐらいはわかる。

 それに、大学の先生が、あそこには雄が何羽、雌が何羽、子供が何羽と、やけに詳しいのである。 要するに、観察回数と観察力が違うのだろう。

 そもそも鳥類は、雌雄異色のものでも ・・・ 子供時代は性別を問わず、雌の姿に似るものである。 だから、子供の場合は雌雄の判別が難しい。




 ここで、成鳥(雌)と断言したが ・・・ しかし、お前は雌と子供(若鳥)の区別ができるのかと問われると、"否" というしかない。 まぁ、幼鳥ならわかるかも知れない。

 それでも自信を持って言えるのは、子供が一番最初に姿を現すわけがないと思うからである。

 ただ、あとからもう一羽、雌らしきものが現れたのだが ・・・ これは子供(若鳥)かも知れない。

 彼らは道路脇を何やら拾い食いでもするように 10m ほど歩いたあと、また、谷へと姿を消した。 ものの 5分とかからなかったような気がする。






余談 ・・・ チャボの家族
 私が現役の頃、毎年のように、夏場には休みを取って竜神温泉の近くの民宿に泊まり込みでアユ釣りを楽しんだことがあった。 一人で行くことも、また、同僚と行くこともあった。

 この辺りは、本格的な釣り宿も多々あるのだが ・・・ たまたま出逢った地元の釣り師から紹介して貰った民宿である。 副業にと思って今年から始めたそうだ。

 まったくの普通の民家である。 ある日の早朝のこと、川の様子でも見に行こうと庭に出ると、チャボの家族が一列縦隊で歩いていた。



 きらびやかな正装の羽衣まとった一家の主
あるじ であろう雄が先頭を切って歩いていた。 その後ろに続くのが地味な雌で、さらに、その後ろに五六羽の小さなヒヨコたちが行儀よく並んで行進しているのだった。

 私は、このような規律正しい行軍を見たのは初めてであった。 彼らは、私の存在に戸惑うこともなく整然と通り過ぎていったのだ。



 この民宿の庭先には道路があって、その向こうは直ぐ川である。 彼らは、その道路に向かっていたのだった。

 よく見ると、道路脇の街灯の下で何やらついばんでいたのが ・・・ それは夜中にその街灯の光に誘い込まれるようして集まったきたのであろう、蛾などが多数落ちていたのである。 誘蛾灯があったのかも知れない。

 そういった場所が二か所ほどあって、それを回って朝食を摂っていたようである。 しばらくして、民宿のおばさんが庭掃除している姿を見つけると、また、家の方に戻り姿を消したのである。

 おばさんが言うには ・・・ 毎朝、鳥小屋の戸を開けると ・・・ このように朝食を摂りに出かけるという。



 こういう世界もあるのだ。 彼らは、飼われているとか、囚われの身であるとか、自由を束縛されて不幸だとか ・・・ そういった感情は微塵もないに違いない。

 チャボは生まれながらの家禽だからかも知れないが、それでも実に幸せそうであった。 雄は雄なりに、雌は雌なりに、子供たちは子供たちなりに ・・・ そこには家族の絆があった。





真打登場
 サンケイの雌たちが姿を消したあと、カメラマンのすぐ後ろの方で、ガサガサという音がした。 振り向くと、雄が斜面を下りて来る音だった。 (写真②③

 当のカメラマンたちも気づいて振り向くが、そのことには、彼は一向に気にする様子はなく、そのまま道路に降り立ったのである。

 サンケイの雌の登場のときの慎重さとは大違いである。 カメラマンたちも、あまりにも近すぎて、いい写真は撮れなかっただろう。




 そして、道路を横断して ・・・ 先ほど雌たちが歩いたのと同じコースを辿り、また、同じように何やら拾い食いしていたのだ。 (写真①

 そして再び、道路をこちらの方に横断してきたのである。 普通は、雌のあとを追って、谷側に下りていくだろう。 それに、雌たちが立ち去ったのを見届けるようにして、あとから登場するとはどういうことだ?

 何より、また、山の上に帰るとはどういうことだ? お前は、まだ、"離れ雄" なのか? それで、まだ、ファミリーをもっていないのか?

 cf. スズメやゴジュウカラも渡りをする?



 それとも、サンケイの家族はみんな別居生活をしているのだろうか。 それとも、先ほどの雌たちとは異なるグループなんだろうか。

 また、何しに出て来たのか? ・・・ 拾い食いするにしても、腹いっぱい食べたようには、とても見えないのだ。




 丁度そのとき、若い西洋人の女性が自転車で通りがかり、このサンケイを見つけたらしく、私たちの横で下りたのだ。 その女性の足元をすり抜けるようにして、再び、山の斜面を登って行くのだからわけがわからない。




 彼女は、コンパクトカメラでこのサンケイを上手く撮ったらしく、『ラッキー! さっき、上の方でミカドキジも撮れた』 といって喜んでいた。

 確かに、これならコンパクトカメラで十分だ。 バズーカ砲は無用の長物だったに違いない。




思い返せば
 思い返せば、今朝ほど自転車で登ってくる彼女を見かけていたのだった。 何しろ西洋人をこの辺りで見かけたことがなかったから印象に残っていたのだ。 短パン姿のラフな格好で、普通のチャリンコで上って行くからには、この辺りで泊まっているのだろう。

 ただ、この辺りに泊まっているのであれば、夕食や朝食のときに出逢っているはずだが、それもなかった。 まぁ、鞍馬山荘でなくても、ちょっと下がれば宿はあるようだったから、有り得ない話ではないのだが ・・・

 それでも、ミカドキジやサンケイを見てみたいと強く思ったからとしか思えない。 ここは point 23k 地点であり、また、ミカドキジがいるところは、point 47k 地点と推測するので ・・・ 25km ほどの距離をチャリンコで往復してきたのだから立派なものである。



 鳥好きには、何も立派なカメラや双眼鏡を必要としない。 必要なのは、観たい逢いたいと強く願う気持ちと、エネルギーを出し惜しみしない行動力だ。

 そう言えば、映画 『ビッグ・ボーイズ』 の登場人物たちもカメラは持っていなかったのだ。 双眼鏡だけだった。

 それでも、200種だったか ・・・ 鳥の鳴き声を聞き分けるし、鳴き真似もできたし、同定に迷うこともなかった。

 cf. 感心したこと




 カメラマンは私に言った。 『貴方たちはラッキーだ。 私たちは朝早くから待っていたのだよ』 と ・・・

 さもありなん。 でも、自転車の彼女は、もっとラッキーだった筈だ。 私たちは、ついに、ミカドキジには逢えなかったのだ。







同定理由 *214
♂の特徴
 ・赤い大きな肉垂
 ・ほぼ全身が深藍色で、肩羽が暗紫紅色
 ・中央尾羽が銀白色

♀の特徴
 ・赤い肉垂
 ・ほぼ全身が灰褐色で、三角形班が散りばめられている




名前の由来
 サンケイの名前の由来は、漢字名の "山鶏" から推測すると、"山に棲むニワトリ" ということであろう。 実際に、サンケイの雌は、ニワトリのようだ。 ただ、サンケイの雄は、見るからにキジを連想する。




渡り *214
 サンケイは、台湾の森林の低~中域に留鳥として生息する。




食べもの *214
 サンケイの食性は雑食で、主に、液果果実種子、葉っぱ、花芽などを採餌するが、その他に、クモや昆虫、及びその幼虫なども捕食する。






英名の意味
Swinhoe's Swinhoe 氏の
英国の博物学者でサンケイの発見者
pheasant [鳥] キジ
by パーソナル英和辞典より引用




関連記事
キジ科の他の仲間たち サムネイルで一覧表示






cf. ツィート過去ログ連動
 (1)_twitpic Feb 29, 2012 レンタカーで大雪山を目指す
 (1)_twitpic Mar 01, 2012 大雪山のご神木を見に行った
 (1)_twitpic Mar 02, 2012 大雪山から玉山に向かう




補注
 今回は、数日遅れではあったがツィータ twitter およびツィートピック twitpic を利用して、旅先から投稿した。 その過去の記録と連動させることによって本文を補強する。

 ここで日付は現地時間である。 時差は考慮していないので、多少のずれが発生するかもしれない。





 

台湾編(1)へ戻る




履歴
2015/04/06 twitpic 社破綻 → twitter 社統合対応
2012/08/06 初版公開











サンケイ (山鶏) Swinhoe's Pheasant (Lophura swinhoii) - 旅先で出逢った鳥たち 八幡自然塾

Copyright (C)  2004-2015   Yawata-Sizenjuku 八幡自然塾