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キタヤナギムシクイ (北柳虫喰)

写真①
① キタヤナギムシクイ 成鳥 コネマラ国立公園 アイルランド Connemara National Park, Ireland 2009/06/08 Photo by Kohyuh
キタヤナギムシクイ 成鳥
コネマラ国立公園 アイルランド
Connemara National Park, Ireland
2009/06/08 Photo by Kohyuh



写真②
② キタヤナギムシクイ 成鳥 コネマラ国立公園 アイルランド Connemara National Park, Ireland 2009/06/08 Photo by Kohyuh
キタヤナギムシクイ 成鳥
コネマラ国立公園 アイルランド
Connemara National Park, Ireland
2009/06/08 Photo by Kohyuh




キタヤナギムシクイ (北柳虫喰)  *203 *205 *207 *209 2014/04/03
スズメ目 Passeriformes
ウグイス科 Sylviidae
 学名 Phylloscopus trochilus
 英名 Willow Warbler
 全長 (L) = 11 cm
 雌雄同色

 2009年 6月 8日
 コネマラ国立公園 の 1時間の トレッキング・コースを選んで歩き出した。 スタートして間もない頃は、ビジターセンターの庭園の中を行くようで、手入れされた植え込みがあって、また、大きな樹も多い。








トレッキング風景
コネマラ国立公園のトレッキング風景 2009/06/08 Photo by Kohyuh
コネマラ国立公園 の トレッキング風景
2009/06/08 Photo by Kohyuh


 それが、しばらく進むと回りは急に草原の風景へと変っていくのである。

 丁度その境目になる樹に ロビン (ヨーロッパコマドリ) がいた。 幼鳥 の姿もあったから、この樹で営巣していたのであろう。

 cf. トレッキング trekking












 まもなく草原の道は急な上り坂となるのだが、尾瀬のような木馬道が用意されていたりする。

 また、石畳の道であったり、砂利道であったりするのだが、いづれにしても、よく整備されたもので非常に歩きやすい。









名前の由来 *31
 このような草原の中にも潅木があって、そのてっぺんに "キタヤナギムシクイ" がいた。 自慢ではないが、名前を知ったのはつい最近のことである。

 ずいぶん妙な名前と思うのだが、これは外国の鳥を和名にしたものであるから仕方がない。 英名では、Willow Warbler という、ごく普通に見られるものである。

 また、「キタ・ヤナギ・ムシクイ」 と区切って読めば、特に変なものでもなく、英名を参考にして命名されたことに思い至るであろう。


ここで、
 キタ: 北方に棲むという意で、よく使われる "ニシ" が西欧を指すのと同じだ。
 ヤナギ: "willow" の直訳で、よく柳の樹で見かけるからだろう。
 ムシクイ: "むしくい" という呼称は室町時代から使われていたようだ。
*31


 ただ、"むしくい" は、現在のように "ムシクイ類" の鳥に対して使われたのではなく、単に、よく好んで虫を食べる鳥に対して使われたようだ。 例えば、ホトトギス類も "むしくい" と呼ばれていた。






 また、このキタヤナギムシクイは 「日本の野鳥590」 *13 にも載っていたから、稀ではあるが日本でも見られるようである。

 それにしても、ムシクイ類の 同定 は難しい。 とてもよく似ているからで、それに、図鑑によっても言うことが違う。 それこそ、解剖台に乗せて比較するのならば別だが、質の悪い写真やサンプル数が少ないと誤った結果となろう。

 従って、この写真のものが、キタヤナギムシクイであるという自信はないのだが、絞込みの手段の一つとして、アイルランドで普通に見られるものかどうかを第一とした。





 主なムシクイ類の地域性 *209
英名 学名 和名 アイルランドにいるか?
Willow Warbler Phylloscopus trochilus キタヤナギムシクイ アイルランド島全域
Chiffchaff Phylloscopus collybita チフチャフ 北部地域全般
Wood Warbler Phylloscopus sabilatrix モリムシクイ ごく一部のみ
Bonelli's Warbler Phylloscopus bonelli ボネリームシクイ いない








同定理由
 ・アイルランドや英国では 冬鳥 として普通に見られる
 ・腹から体下面は白い
 ・翼帯 がない
 ・過眼線 はオリーブ褐色で長い



翼帯 よくたい
 鳥の翼に見られる帯状の模様。 飛翔時に顕著であるため、野外での識別に用いられる。
by 三省堂 大辞林
 cf. イソシギの翼帯






渡り *205
 アイルランド、英国並びに、スカンジナビア半島からユーラシア大陸高緯度帯にかけて広く、夏鳥 として繁殖する。 冬場には、アフリカ南部に渡って避寒する 渡り鳥 である。 稀な旅鳥として日本にも舳倉島に渡来することがあるようだ。




食べもの *209
 主に、木の葉にいる 昆虫 insectsや クモ類 spiders などを採餌する。 また、ハエなどを フライングキャッチ flying catch する。








英名の意味
willow 〔植〕 ヤナギ
warbler さえずる鳥、鳴鳥 《特に ウグイス科 の小鳥》
 by New College English-Japanese Dictionary, 6th edition (C) Kenkyusha Ltd. 1967,1994,1998




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キタヤナギムシクイ 2 オランダの鳥



 

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履歴
2014/04/03 関連記事にキタヤナギムシクイ 2 を追加
2012/02/14 ロゴ統一更新
2010/01/05 初版公開











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