警戒モードと狩猟モード |
片眼視のとき |
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左写真は片眼視しているときの眼の状態で、獲物を見ているのではなく、両サイドを見て警戒している。
片眼視といっても、片目をつむっているわけではない。 左右の眼で異なる風景を見ているのである。
前方と後方はぼやけるだろうが、ほぼ 360度の風景が目に入るだろう。
外敵の接近をいち早く見つけたり、獲物がいそうな場所を探したりするときに適している。 |
両眼視のとき |
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左写真は両眼視しているときの眼の状態で、両方の眼で獲物を見ている。
後方並びに左右の方向は見えなくなるが、両眼視することによって対象物を立体的に見ることが出来るのだ。 その結果、獲物との距離を正確に知ることが出来る。
先ず片眼視で視野を広げて安全な場所まで移動した後、両眼視に切り替えて狩りのモードに入るのだ。 |
写真①と写真②は、同じ固体である。 写真①では、右岸の川端で獲物を狙っていたのだが ・・・ 私の接近に気づいて ・・・ 何食わぬ顔で川の中央部に移動していった。
写真②は ・・・ その移動した所が安全な距離と見切ったのであろう ・・・ 彼は、両眼視に切り変えて獲物に集中しだしたところである。 それでもなかなか獲物は捕らえることが出来なかったようだ。 まだまだ集中できなかったのであろう。 あきらめて、対岸(左岸)まで移動して行ったのである。
そのあと、私が立ち去ると ・・・ 再びもとの右岸に帰ってきたのだ。 彼にとっては、そこが好猟場だったに違いない。 『早くどっかに行ってくれないかなぁ
・・・ 』 と、私は邪魔な存在であったろう。
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