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ハノイ到着




2011/05/15 release


はじめてのハノイ (ベトナム) へ
【エピソード 01】  2010/01/11 (月)  7日目 Episode_02次へ

 上海発 2010/01/10, 22:40 → ハノイ着 2010/01/11, 01:00 という上海航空 Shanghai Airlines でハノイ Ha Noi, Vietnam 入りする。 もちろん、ハノイは初めてである。

 午前 1時着というのは尋常ではない。 西も東も分からない、言葉も分からない、また、ベトナムは初めてである。 タクシーでホテルに行くにしても、悪徳タクシーにでも乗ってしまったらろくなことがない。

 cf. 白タクにやられた! スコピエのタクシーにはご用心


 
 好き好んで、この時間帯を選んだのではない。 上海航空のハノイ行きは、一日一便、これしかないのである。 カネに糸目をつけないのなら別だが、他の航空会社も似たり寄ったりである。









ホテル到着予定は午前2時
ジア ティン ホテル
Gia Thinh Hotel, Ha Noi
2010/01/11 Photo by Kohyuh
(正面の 5階建ての建物)
 この尋常でない到着時刻では、自分でタクシーを拾ってホテルまで行くというような勇気の持ち合わせはなかった。

 ならば、車での送迎ができるホテルを選ばなければならない。 かといって、高級ホテルでは経済的に長居はできないし、もとよりお呼びでない。

 旧市街で三ツ星 (・・・と思う) を目標に絞り込んで ジア ティン ホテル にたどり着いた。 どうやら、口コミ情報も悪くないようだった。

 このときに役に立ったのが、"世界最大級の旅行口コミサイト" を自称している 「トリップアドバイザー」 だったらしい。

 「・・・ らしい」 といったのは、企画から立案までしたのは家内の方である。 私は、まぁ、会社で例えれば社長であろう。







 といのも、許認可権限については、私を置いて他に考えられないからだ。 もちろん、高度な判断でもって間違いを指摘したり、ルート変更などの修正を命じたりもする。






気になること
 そんな私でも、ときには使いっぱしり的なこともするからえらかろう。 『ホテルの予約済んだから送迎サービス頼んどいて ・・・』 と言われて、しぶしぶながら ・・・ 依頼のメールを送ったのである。

 直ぐに了解の旨のメールが届いたのでホテル側の誠意が感じられた。 こういうレスポンスの速さがありがたいのである。

 私は、冒頭に記したように 「上海航空 (FM0819便) 上海発 2010/01/10 22:40 → ハノイ着 2010/01/11 01:00」 といった具合に "eチケット" に記載してあるとおりの内容で、到着時間を知らせたのだが ・・・ 誤解をまねきはしないか気になりだした。



 到着時間を "2010/01/11 01:00" という具合に 24時間表記しているのだが ・・・ 12時間表記と早合点されると、とんでもないことになると思ったからだ。

 どうしたものかと、独りでぶつぶつ言っていると、横から 『同日 25時着という表現もあるよ』 というから、意を決して再度、確認のメールを送ることにした。

 即ち、『 "2010/01/11, 01:00" というのは、"2010/01/10, 25:00" ということですよ』 と ・・・

 受け取った方は 『わかっとるわ、くどいやっちゃなぁ』 と思われたかもしれないが仕方がない。 それでも返事はすぐに来て、機嫌を損ねた様子は微塵もなかったから、なかなかの人物かもしれない。




 それで一件落着したのかと思ったら ・・・ また気になりだした問題がでてきて ・・・ それは、車で迎えに来てくれるのはいいが、どのようにしてお互いを確認すればいいのかということである。

 ここで遠慮していたら悔いが残る。 またまたメールを送って確かめた。 すると、またまた返事はすぐに来て、「あなたの名前を書いた紙をもって到着ロビーまで迎えに行きます」 とのことである。 これはもう一流ホテル並みの接客レベルの高さといえるのではなかろうか。






吃驚した!
 飛行機も予定どおりの時間に到着した。 二十歳前後の若者がチラシの裏に私の名前を書いたものを掲げて待っていてくれた。 私がそれを確認しないうちに、目ざとく見つけた家内の方からあいさつした。 彼は 『こちらへどうぞ』 といって歩き出した。

 車は白い普通の乗用車に見えた。 ホテルのロゴも入っていなかった。 広い国道らしきまっすぐな道をゆっくりと走り出した。 丁寧な運転ぶりであった。


 立派な道路なのに、どこか工事現場の引き込み道路のように、泥まみれである。 これは田園地帯の中を通っているからであり、都会の中の道路とは違うから仕方がないことかも知れない。


 外は月明りでぼんやりと明るかったが、周りには建物らしきものが見当たらない。 家内が少し不安になってきたのか、『わたし、名前を確認したよね』 と聞いてくるが、もとより知る由もない。


 ときおり、小さなバイクの荷台に、収穫してきた花束であろう、山のように積んで走る姿を何度も目にした。 ハノイの朝市に向かうのだろうか。 どこかで見たような、懐かしいような、印象的な光景であった。



 やがて人家らしいものが見え始め、車は国道を外れて暗闇の町の中へと入って行った。 旧市街地らしい様子で、商店街が連なっていたが人影もなく、すべては眠りについているようだった。

 車はその商店街の中の一軒の前に停まった。 若者は車を降りてドアを開けてくれた。 どうやらホテルに到着したのだろ。 ・・・ 降りてまわりを見回すが、ホテルらしきものはなかった。 それに、横付けされたところはシャッターが下りていた。

 何かのついでの用事で立ち寄ったのだろうとばかり思っていたのだが ・・・ そのとき、ふいにシャッターが上がりだしたのである。 若者が呼び鈴を押したのだろう。

 シャッターが上がって吃驚した。 ここが、そのホテルだったのだ。 吃驚したのはそれだけではなかった。 三四人の若者がマットや毛布を床に直置きして寝ていたからだ。

 そこはロビーだった。 彼らは一斉に起き上がり、片づけを始めて私たちを迎え入れてくれたのである。 その内の一人がフロントデスクに入って受付をしてくれた。




 ロビーも、案内された部屋も小奇麗で、外から見た印象とは異なり、設備も真新しく感じられた。 部屋にはパソコンが置いてあり、インターネットもフリーで使えた。 また、ウェルカムフルーツも毎日置いてあったし、金庫や冷蔵庫もあった。



 ここに至って、不安も去り、かえって遅い到着で、彼らを起こしてしまったことに対して、すまない気持ちでいっぱいになった。

 何事も労を厭わず、一生懸命に働く若者たちの姿を見るのは、心が和む。 貧しい生活と言えば、貧しいのかも知れないが ・・・ 彼らの表情には、その影の欠片もなかった。

 cf. 宿選びの三原則








ジア ティン ホテル Gia Thinh Hotel, Ha Noi (泊)
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