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サンカムペーン (2)





 2008/08/09
サンカムペーン温泉
 Sankamphaeng Hot Spring (2)
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§§ 広大な公園のような保養地サンカムペーン温泉 Sankamphaeng Hot Spring


 当時 (2007/01/25)、サンカムペーン温泉の入園料は 30バーツ/人 であった。 いわゆる日本の温泉というのとは印象は異なるが、湯温も高く、また、足湯や間欠泉もあり、立派なものである。 当然のことながら宿泊施設、キャンプ場、個室浴場や大浴場、温泉プール等も整備されている。






§§§ まるで公園のよう
中は、まるで公園のよう
Photo by Kohyuh 2007/01/25

 園内に入ると、最初に眼に入るのは綺麗に整備された花壇である。 蝶が群れていた。 もちろん初めて見るものが多かった。

 此処からは、どれ程の広さがあるのか見当がつかない。 温泉と知らなければ、まるで公園のようである。

 また、どこに温泉施設があるのか、ということさえも、直ぐには分からない。 日本にあるような大きな建物は見えなかった。

 ガイドブックには高級リゾートホテルもあるようだが、特に泊まるつもりはなかったので、探したり、人に聞いたりもしなかった。

 何しろ広い。 キャンプ場もあって、お椀を伏せたような青いテントが所狭しと並んでいた。









§§§ 家族風呂?
 散策路を行くと、所々、簡素な平屋建ての家が見える。 それは、ホントに簡素なもので、アパートのようにドアが連なっているが、それにしては間口は狭いようである。

 何の施設か分らなかったから覗いてみたら、たまたまなのかどうか、戸が開いたのである。 すると、中はがらんとしていて、小さな、タイル張りだったか、浴槽と洗い場があるだけであった。

 これが家族風呂なのであろうと想像がついたが、温泉に入りながら坪庭を眺めたり、借景を楽しむような作りではなく、とにかく入浴に特化したものであった。 もちろん、家族風呂だけではなく、大浴場や温泉プールなども、無いわけがないのだが、特に探しもしなかった。






§§§ 温泉卵も自分で作れるよ
 しかし、散策路を行けば、如何にも此処は温泉地であることが分かる。 温泉地特有の施設がいろいろ眼に入ってくる。 最初、遠目で見たときには何か分らなかったが、近づいて中を覗き込めば直ぐ分かった。
温泉卵も自分で作れるよ Photo by Kohyuh 2007/01/25


 籠に入れた卵がお湯の中にぶら提げてあった。 周りには、そのための掛け具があったが、工事途中のような、コンクリートから鉄筋が無造作に突き出しているだけであった。





卵の茹で方
 ただ、温泉卵が出来るということは、立派な源泉といって間違いない。

 近くには、卵の茹で方の説明板があり、半熟は6分とか書いてある。 また、湯温は105度というから、相当のものである。







 ただ、この温度では、日本で言う "白身がとろ~っとした、温泉卵" は作れない。 温度が高すぎる。 日本の温泉卵と言うのは、まだ、世界に認知されていないのであろうか。




 このサンカムペーン温泉でも、湯温を下げるだけで、温泉卵ができる筈であるから、もったいないと言えば、もったいない話である。 好き嫌いは別として、話題性があるのではなかろうか。


《温泉卵ができる原理》
 温泉卵は、黄身の凝固温度 (約70℃) と、白身の凝固温度 (約80℃) の性質を利用して作られるものである。

 先ず、温泉卵の特徴である、白身を固まらせない温度、即ち、80度以下に設定する必要がある。 次に、黄身の方は固まらせなければ、生卵と変わらないし、温泉卵ではなかろう。 となれば、約70度以上でなければならない。

約70度 < 温泉卵を茹でる温度 < 約80度


 好みもあろうが、黄身が固まリ過ぎても、温泉卵らしくない。 65~68度の湯に、30分程度浸けておくのが良さそうである。 by Wikipedia



 お土産用に、卵もどこかで販売されているのだろうが、気がつかなかった。 また、レストランとか、土産物屋なども見た記憶がないのであるが、どこかにあったのだろう。






§§§ 足湯もあるよ
川のような足湯
Photo by Kohyuh 2007/01/25
足湯は、何も日本独特のものではないようだ。 ここの他に、フランスでも見た。

 ただ、"足湯" と言うのは最近考案されたもの、または、どこか、よその国の真似事で、それが流行っているとばかり思っていたのである。



 ところが、歴史的には江戸時代から街道筋にあったそうである。 最近のものでもなく、また、他国からの真似事ではないようだ。



 このサンカムペーン温泉の場合、見た目も新しそうなので、それほどの歴史はないと思うのだが ・・・









 それでも、この "足湯" の規模は、此処に勝るものは、まだ、日本には無いのではなかろうか。 見た目は小川が流れているようである。

 この上流には間欠泉などがあり、豊富な湯量がかけ流しの状態で湧出しているのである。 若いカップルから、家族連れまで、木陰に腰を下ろして足湯に浸かっていた。




 要するに、"足湯" というのは誰が考案したかというものではなく、温泉が流れておれば、足を浸してみたいと思うものである。 何より気軽に温泉気分が楽しめる。












アクス・レ・テルム Ax-les-Thermes の足湯
Photo by Kohyuh 2005/05/19
フランスの足湯
 スペイン側からアンドラ公国という小さな国を通ってピレネー山脈を越えたことがある。

 越えると、そこはもうフランスであり、温泉で有名なアクス・レ・テルム Ax-les-Thermes という町があった。

 雪解け水であろうか、白っぽい水が勢いよく流れる渓流があり、周りには、住宅街から、それこそ病院のような温泉施設もあるようだ。





 如何にも温泉が支えている観光名所という風情があった。 町の一角には、プールのような "足湯" があり、傍には飲料用の温泉水がでる蛇口が在った。 もちろん、だれでも、ここは無料で浸かることが出来る。










§§§ 間欠泉もあるよ
間欠泉
Photo by Kohyuh 2007/01/25
この間欠泉は、時間を置いて、いきなりゴーッと噴出すものとは違うかもしれない。 常時、噴出しているようだ。 



 それでも時間がきたら勢いよく噴出して、全身水浸しにならないとも限らない。

 それを知ってか知らずか、観光客は近づいては手をかざしたり、カメラに納まっていたのである。

 まぁ、危険であれば警告表示の一つもあるのが普通で、それがなかったと言うことは、大したことはないのだろう。



 ここに、石造りで大きく 「サンカムペーン温泉 Sankamphaeng Hot Spring」 と記されたモニュメントがあったから、これが源泉であろう。






§§ 帰り支度
 帰り支度といっても、特にないのであるが、一通り温泉を見たつもりでいたので、帰ろうかということになっただけである。

 それに、気がかりなことがある。 帰りの便がうまく見つかるかどうかということである。 バスでもあればいいのだが、それも無理かもしれない。 何しろ、最寄のサンカムペーンの町にもなかった訳で、だから、ここまで仕立て便で来たのである。

 とにかくゲートを出て、駐車場に出てみたら、幸いにも、そこには五六台のソンテオが並んでいた。 それが街中を走っているような、薄汚れたものではなく、ぴかぴかに磨き上げられたものであった。 色も、黄色いもの、青いもの、赤いものなど様々である。

 悪い予感がしたが、とにかく近くの一台に、チェンマイのホテルまで行ってくれるかどうか聞いて見た。 やはり 『ノー』 という。 どうやらチャーター便か自家用であろう。 更に、他を当たって見たが答えは皆同じである。

 ここに到着するソンテオを待つしかない。 とはいっても、帰ろうという時間帯になって、果たしてやって来るものがいるだろうかと、不安は募るばかりであった。










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