« 鳥紀行 フランス編 (1) | トップページ | 鳥紀行 フランス編 (3) »

鳥紀行 フランス編 (2)




【02】 2004/04/16 パリ到着 戻る次へ


 cf. 《行程図 フランス編》 参照  機内で 2日目の朝を迎えた。




§ 2004/04/16 (金) パリ Paris 到着
 シンガポールを 2004/04/15 23:50 に発って、パリには、翌日 (4/16) の朝、予定どおり、シャルル・ド・ゴール空港 Aeroport Charles de Gaulle 6:50 に到着した。 パリでは、サマータイムが始まったばかりである。 日本との時差は、8時間であるが、サマータイムの時では、7時間になる。 シンガポールとパリでは、6時間になるから、13時間の空の旅であった。



§§§ 地下鉄にはエスカレータもエレベータもない
 空港からは、バスを利用した。 凱旋門のすぐ横のバス停に止まった。 ホテルは、ここから地下鉄に乗って、二駅ほどのところである。 日本から、2泊分予約していたところだ。 そして、到着時のホテルは、予約を取っておくのがお勧めである。 勝手が分からないから、安心できる。

 ところが、勝手が分からないから、地下鉄に乗って驚いた。 エスカレータもエレベータもない。 重い荷物を持っての、階段の上り下りは、大変であった。 本当は、パリでの後の3泊は、別のホテルを探す予定であったが、また、移動の苦労を考えると、気が萎えた。 ここで、5連泊することにした次第である。


 これに恐れをなして、最終的に、またパリに戻ってくるが、その2泊分を、今度は、バス停まで歩いていけるホテルを探し出して、予約を取って置くことにしたのは、賢明な処置であった。






§§ パリ見てある記
Eiffeltower
パリのシンボル エッフェル塔
Photo by Kohyuh 2004/04/16
(クリックで拡大する)
 このホテルから歩いていけるところは、沢山ある。 荷物を置いて、早速、出かけることにした。

 私が歩き出したら、それこそ腰が曲がるほど歩いてしまう。 あれもこれもと、欲が出て、きりがない。

 だから、参考にしない方が良いかも知れない。













§§§ シャンゼリゼ Av. Champs-Elysees
Louisvuitton
改装中のルイヴィトン本店
2004/04/16 Photo by Kohyuh
(クリックで拡大する)
 凱旋門は、最後にまた、パリに戻ってくるから、後回しである。 ホテルからシャンゼリゼは、そう遠くない。

 噂どおりの犬の糞が目につくが、広い舗道や、振り返れば凱旋門が見えたりする風景の中にいると、腹も立たなくなるから不思議なものだ。

 小汚いところで、犬の糞でもあれば、それこそ、歩きたくないが、シャンゼリゼは、歩ける。

 ルイヴィトンの本店が工事中であったが、それを隠す外装のセンスの良さには、それこそ写真に撮りたくなるものであった。




シャンゼリゼ Champs-Elysees
 champs: 田園 の意味
 Elysee: ギリシャ神話のエリュシオンで、「神々から愛された英雄などが死後幸せ多き生活を送る野」 の意味
 【引用】新スタンダード仏和辞典 大修館書店より




鳥観 (とりみ) 2004/04/16
 シャンゼリゼ Av. Champs-Elysees を歩いていると小さな公園があった。 八重桜であろうか、ピンクの花が満開の木があった。 大きな柳の木もあった。 その近くのベンチでは、お年寄りが休んでいたり、また、子供を遊ばせている母親もいた。 観光客は誰もいない、その地域の公園であろう。

シャンゼリゼの小さな公園
シャンゼリゼの小さな公園
Photo by Kohyuh 2004/04/16

 カササギホシムクドリイエスズメ、そして、クロウタドリ がいた。 クロウタドリとスズメは仲良しかも知れない、芝生の中に一緒にいた。

 カササギ は単独行動のようで、時々、飛び立っては、木立の中の枝に止まったりする。 ホシムクドリ は、どちらかと言うと、芝生より、土の上が好きかも知れない、遊歩道にいた。

 エッフェル塔 Tour Eiffel 公園での鳥観も、良く似たようなものであったが、噴水があったりするから、マガモ が芝生で休んでいた。






Kuroutadorim_thumb
クロウタドリ パリ市街 フランス
Photo by Kohyuh 2004/04/16
クロウタドリ
分類       スズメ目ツグミ科
全長        L20-28 cm
学名       Turdus merula
英語名      Blackbird

 以前、初めて海外ドライブ旅行をした英国で良く見かけた。 また、車に轢かれたものも見た。 ふつう、鳥が車に轢かれることは、よく有ることではない。





 余程のろまな鳥なのかと思っていたら、そうではなかった。 車のスピードが速いからだった。 田舎道を 80km 位で走っているのに、気がつくと、後ろに10台ほど金魚の糞みたいになって車がついてくる。 走行車線を示す分離帯もない、日本の田舎道と同じような道でだ。





 しかし、マナーがとても良くて、追い越すでもなく、警笛を鳴らすでもなく、黙ってついてくる。 たまらず、パーキングエリアに入って道を譲ると、あっという間に、消え去った。 英国の道路は素晴らしい。 こういうパーキングが道路の一部として初めから設計考慮されて作られている。

 この鳥を、よく見かけたので、何者なのか、ずーっと気になっていた。 それが最近になって、かの有名なクロウタドリと知り、再会を楽しみにしていた。 フランスでも良く見かける鳥と聞いていたから。

 クロウタドリは、教科書にも音楽にも小説にも出てくるから、名前をご存知の方も多いことだろう。 ミミズが好物のようだ。 瞬く間にミミズを数匹を捕まえて、それを口に咥えている。 子供にでも食べさせるのかも知れない。 その写真もあるが、ミミズが嫌いな方もいるだろうと思って、これにした。

 また、黒歌鳥という名があるように、とても美しい声で鳴く。 朝方に、囀っているのを聞いたけれど、ウグイスやカナリヤと比べる方が悪いと思うが、メロディー的には、少し劣るかも知れない。 しかし、この鳥が鳴いているとは思えないほどのものであった。






§§§ コンコルド広場  Pl. de la Concorde

Placedelaconcorde
コンコルド広場
2004/04/16 Photo by Kohyuh
(クリックで拡大する)
 凱旋門を背に、真っ直ぐ歩けば、コンコルド広場 Pl. de la Concorde に出る。

 シャンゼリゼを歩いていると、この広場に立つオベリスクが、否が応でも眼に入る。 フランスのシャンポリオンがロゼッタストーンを解読した功績により、1833年 エジプトから贈られたルクソール神殿のオベリスクである。

 古さを感じさせない、今造られたように見えるが、レプリカでないとしたら驚きである。 また、こんな貴重なものを風雨に晒していいものだろうか。 倒れでもしたら、それこそ取り返しがつかない。 ところが、私のそんな心配など、どこ吹く風と堂々と建っていた。









 先ほどのロゼッタストーンにしても、大英博物館の入り口近くに、無造作に、ごろりと、置いてあったから吃驚したものだった。 危なっかしい展示方法であると、こちらが気を揉むようではいけない。 早く気がついて欲しいと思っていたら、最近は少し変わったと聞くが、どのように変わったのかは知らない。

 それでも、この美しい広場も、フランス革命のとき、ギロチン台が置かれた。 そして、ルイ16世とマリー・アントワネットらが、ここで断頭台の露と消えたという。 その場所を示すプレートが近くにあったらしいが気がつかなかった。 当時も、このような青空だったのだろうか。 言葉もない。






§§§ マドレーヌ教会  Eglise de la Madeleine
Lamadeleine
マドレーヌ教会
2004/04/16 Photo by Kohyuh
(クリックで拡大する)
 コンコルド広場から、列柱が立ち並ぶギリシャ神殿風の建物が見えた。 マドレーヌ教会というそうだが、私の頭には予備知識はゼロであるから、まるで他人事であった。

 家内が案内書を見ながら歩き出した。 途中にレストランのような喫茶のようなお店があり、ここが有名なマカロンを食べさせる老舗のサロン・ド・テ Salon de the である ラデュレ Laduree という名の店だとかいうが、私はついて歩くだけで、何のことか良く分からない。






 マドレーヌ教会は、ギリシャ神殿風であるが、18世紀から19世紀にかけて建てられたものという。 一教会にしては、立派過ぎる。 どうやら議会場とか裁判所とかに利用されたあとに、やっと教会になった歴史があるそうである。



Lamadeleine2
礼拝堂
2004/04/16 Photo by Kohyuh
(クリックで拡大する)
 この辺りは、観光客と地元の人たちも加わり、まさに繁華街の様相で、教会の石段は、若者たちの待ち合わせや、独りで本を読むものもいたりして、憩いの場になっているようである。

 教会の中にも自由に入れるようになっていた。 中の礼拝堂も、大聖堂のごとく立派なものであった。 といって、教会も大聖堂も、どこが違うのか良く知らない。 ただ、私は、大きさで判断しているだけでけである。

 ここで、エッフェル塔へ先に行くか、サクレ・クール大聖堂へ先に行くかということになり、とにかく、ラデュレ に入って、腹ごしらえをしながら決めることにした。












§§§ ラデュレ Laduree にて
 カフェ Cafe とか、サロン・ド・テ Salon de the とか少し違いがあるのかもしれないが、日本人からすれば、どちらも喫茶店であろう。 カフェが、朝から夜遅くまで営業しており、老若男女、気軽に喫茶するところとすれば、サロン・ド・テは、少しオシャレかもしれない。

 地元の有閑ばあちゃん達が散歩の途中に立ち寄り、軽くお菓子や軽食を摂りながら暇を潰して帰って行くというような、常連客の多い、また、女性客の多い喫茶店と言えようか。 従って、コーヒーだけが目的ではなく、菓子・ケーキ類のメニューが豊富であり、どちらかと言えば、それを目的に訪れる客も多そうだ。



 家内が日本で下調べを済ませているのであろう、迷うことなく、マドレーヌ教会近くの ラデュレ Laduree という店に入った。 この店のマカロンが有名だそうだ。 混雑していたが、幸いにも席があった。 どこにでもある喫茶店の向かい合って座る二人席である。 家内は上座の壁を背に座っている。

 家内の右隣には、マダムというか、おばーちゃんが独りでいた。 もう食べ終わったのか、くつろいでいた。 まさに、サロン・ド・テ の典型的な常連客であろう。 よく観察すると、同じような人が何人かいた。

 家内は、メニューを眺めていたが、分からなかったのであろう、その様子を見て、おばあちゃんが話しかけてきた。 英語が話せたから、さすがマダムである。 肉の種類だとか教えてくれたのだろうと思うが、残念ながら思い出せない。

 クラブハウスサンドイッチとラムチョップを食べた、と家内の記録にあるから、その辺りの手助けを得たに違いない。 フランスに着いてから、これが最初のまともな食事である。 隣席のマダムは、お土産か、前もって頼んでいたのであろう、紙袋を受け取ってから帰って行った。

 食後のケーキはメニューを見ても良く分からない。 家内は席を立って、店の入り口にあるショウケースを見に行った。 それを指差して選んだら席に運んでくれることになったらしい。 マカロンも食べたことになっているが、私は思い出せないでいる。






§§§ サクレ・クール大聖堂 Basilique du Sacre Coeur

Basiliquedu_sacrecoeur
サクレクール大聖堂
2007/01/16 Photo by Kohyuh
(クリックで拡大する)
 マドレーヌ教会からメトロ (地下鉄) でモンマルトル方面へ移動、サクレクール大聖堂へ向かった。 映画 「アメリ」 で有名になったかも知れない。 とにかく丘の上まで、無駄な労力は使いたくないから、フニクーレ Funiculaire (ケーブルカー) に乗った。  男山のケーブルカーほどの距離である。

 サクレ・クール大聖堂は、ここからのパリの眺望が一番、ということもあって観光客でいっぱいであった。 ただ眺めが良いと言うのではなく、大階段があり、それが腰を下ろすのに丁度良い。
















Montmartrefrompompidou2
ポンピドゥーセンタから
サクレ・クール大聖堂を望む
2007/01/16 Photo by Kohyuh
(クリックで拡大する)
 また、逆に、市街地にいて、思いがけないところから、この小高い丘の上に建つ白亜の大聖堂が見えると、エッフェル塔とは比べようもない、神聖にして、重厚な感じがする、パリのシンボル的存在であることが良く分かる。















Basiliquedu_sacrecoeur2
パリを一望  サクレ・クール大聖堂
2007/01/16 Photo by Kohyuh
(クリックで拡大する)
 ドームに登れると知ったからには、例のごとく、高いところへは行かねばなるまい。 だいたい、この大聖堂自体、山の上に在るから、 80m 上がったところで見た目が変わる訳ではないであろうが、少なくとも、視界を遮る木立や建物からは開放される。 そこが良い。  パリを一望できるというものだ。

 ドームの上から眺めたとき、色とりどりのビーチパラソルやらテントやらが立ち並び、賑やかな人の波が見えた。 どうやら、モンマルトルで一番賑やかなところと言われているテルトル広場 Pl. du Tertre であろう。 早速、行ってみることにした。





 似顔絵描きの人も大勢いて、日本人の画家もいた。 もちろん色々な絵も売られている。 ウィンドウがあるわけではないが、ウィンドウ ショッピングをして回るだけで楽しいものである。

 次にエッフェル塔に向かうためメトロを目指すが、この界隈は下町の風情で、急に観光客もいなくなって、時折り子供の遊ぶ姿が見られるだけとなった。







§§§ エッフェル塔 Tour Eiffel
 エッフェル塔は大変な混雑振りであった。 行列ができていたが、登ることにした。 自動小銃を持った兵隊さんが、公園を見回っていた。 怖いというより、守られているという感覚のほうが強い気がした。 普通、兵士にカメラを向けると制止されるものだが、お咎めなしであった。

 入場券を買うのに行列して、エレベータで上に上がると、展望台に出るが、未だ上があるらしく、また、行列ができていた。 それでも、何処が前やら、後やら、分からない程の混雑振りであった。 やっと、エレベータに乗れたと思ったら、また、次の行列に出くわす。 三回ほど乗り換えて、最上階の展望台に出たら、またもや、下りの行列である。

 海外からの観光客だけでなく、フランス全土からも、訪れる人気の場所だけに仕方がない。 東京タワーでも、似たようなものだった。 何しろ、高いところには、気がそそられる性質だ。 まさに、馬鹿と煙は ・・・・ である。



 入場券を買う行列で、可愛い子供さん、二人を連れた、ご家族とであった。 退屈しのぎに、家内が、折鶴を折って見せると、大いに喜んでくれた。 それが、行く先々の行列で、出会う。 行列が一二周しているからである。 そしてその度に、手を振って挨拶してくれた。 プライバシー上、写真をお見せできないのが、残念である。



Palaisdechaillot
エッフェル塔から眺めたシャイヨー宮
2007/01/16 Photo by Kohyuh
(クリックで拡大する)
 エッフェル塔から眺めたシャイヨー宮 Palais de Chaillot は、映画 「愛と悲しみのボレロ」 の最後のシーンで、ジョルジュ・ドンが、知らない人はいないであろう、あのラヴェル作曲のボレロを、モーリス・ベジャールの振り付けで踊ったところである。

 前にエッフェル塔、後ろにシャイヨー宮を舞台にして踊る、衝撃的ともいえる感動のシーンであった。







 このような絶好の舞台は、実際にはどのようになっているのであろうと、ずっと、気になっていた。 それが見れば納得する。 エッフェル塔を訪れる人は、この映画は一見の価値ありだ。

 このシャイヨー宮からホテルまで歩いて帰ったが、初日からこの調子では、先が思いやられる。 明日はルーヴル美術館へ行く予定である。












〔アンバサード Ambassade 泊 2004/04/16〕
 戻る次へ





Copyright (C) 2004-2017 八幡次郎好酉











« 鳥紀行 フランス編 (1) | トップページ | 鳥紀行 フランス編 (3) »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。