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鳥紀行 スペイン編 (3) 




【03-1】 05/04/15-1 (金) バンコク 戻る次へ


《ジャワハッカ》 クリックで拡大する
ジャワハッカ
 バンコク タイ 2008/06/28
Photo by Kohyuh

§ バンコク Bangkok
 今日深夜、正確には、明日 4月16日 (00:05) 、いよいよスペインに向かうことになる。 有難いことに、このホテルのご好意で、部屋は 17時まで使えるように、便宜を図ってくれた。 深夜便なので、丸々一日、自由に使えることになる。









§§ 変な鳥
 ジャワハッカのいた、ルンピニ公園 (Lumphini Park) は、ホテル・ディシュタニ (Dusit Thani Bangkok) から、大通りを渡ったところにある。 わざわざ、鉄格子で仕切られた公園の外側の舗道を得意げに歩いていた。 公園の中の芝生の方が餌も豊富だろうと思うのに。 変な鳥だ。

 アユタヤに日帰り旅行をしたときに、初めて出逢ったが、バンコクに戻ってからも、目立つようになった。 それだけ、観る目ができてきた、ということだろう。 タイでは、珍しい鳥でもないようだ。

 クロウタドリ が怒っているようにも見えたし、クロウタドリではないにしても、とにかく、羽毛 を逆立てて、威嚇でもしているとばかり思っていた。

 ところが、これは 冠羽 であり、これで普段どおりらしい。 それにしても、冠かんむり は、頭にかぶるもので、額 ひたい に冠羽というのも変だ。 まあ、もともと、変な鳥だから仕方が無いか。

 写真①写真⑤ のジャワハッカは、外観が明らかに違う。 色々調べてみたが、同定 には自信がない。









§§ タイのお正月
 幸か不幸か、タイの新年(旧正月)の水掛祭りが始まったところであった。 珍しい祭りを経験することができたが、半端じゃない。 バケツや大型の水鉄砲で、手当たり次第に水を掛け合う。 水だけならまだしも、うどん粉か何か判らないが、水に溶いた白粉ようのものを顔や手足に、塗りたくられる。

 私も、頸に、少しではあったが、塗りつけられた。 カメラを提げていたので、水をかけるのは遠慮してくれたのであろう。

 本来、町内ごとの戦いのようで、カメラを提げた人たちには、無理には仕掛けてこないようだ。 それでも、わざわざ、参加する観光客もいて、びしょぬれ、白塗りの外国人もたくさんいた。 大体、そのような、水をかけられたりしても良い、格好をしている。

 これは、常識だが、例え、水を掛けられた、白粉塗られたからといって怒るようでは、タイにくる値打ちの無い人であろう。

<スナップ写真>
 水掛祭り(1)  水掛祭り(2)  水掛祭り(3)  水掛祭り(4)









水掛祭り バンコク
2005/04/15 Photo by Kohyuh
水掛祭り
 写真のような、水タンクを積んだ車が何台も行き交い、車から歩行者へ、水を掛けまくる。

 がんがん、ラップ音楽やらを流し、クラクションも混じって、なかなか騒々しい。

 街の辻つじには、地上基地があり、これらの車を迎え撃つ。 車同士でも、仁義無き戦いを交わしていた。

 車の弱点は、水タンクが空になれば、水の補給に走らなければならないところだろう。 こうなると、地上組みが有利だ。 車を無理に止めさして、水やら白粉を心行くまでかけることができる。

 車軍団には、川の水をポンプで汲み上げる補給所もあった。 ここも、若者たちの溜まり場になっていて、楽しそうだ。 次から次へと、水の補給にやって来る。








水掛け祭り バンコク
2005/04/15 Photo by Kohyuh
水掛祭り
 可愛いですね。 完全武装ですから、太刀打ちできないです。 相手は、弾切れでしょう。 それに、これ以上は、水に濡れることも無い。

 若者は、他の地域の人達のところへ、ちょっかいを出しにいったりして、結構、出会いの場にもなっていると思われる。

 老若男女すべてが、楽しんでいるようで、暴力沙汰は見たことが無い。

 会社の屋上からホースで水をまいている人もいて、とにかく、メインストリートは、普通の人は歩けない。

 それでも、常識は守られていて、露店などの商売の邪魔や観光客が困るほどの意地悪はしていないようだった。





ディシュタニ  Dusit Thani Bangkok 2005/04/15 (Check out)
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【03-2】 05/04/15-2 (金) バンコク(2) 戻る次へ


 ホテルをチェックアウトしても、スペインへの飛行機は深夜発である。 ホテルの部屋も17時まで利用できるよう、便宜を図ってくれたから、まる一日、自由時間が出来た。





§§ ルンピニ公園 (Lumphini Park) でのバードウォッチング
 ここで バードウォッチング をしている人は誰もいない。 散歩する人、昼寝する人、単に、生活道路として通行する人が、行き来するだけである。 それも、木陰の多い遊歩道に人が多い。 ましてや、かんかん照りの芝生に立ち入る人は、まず、いない。

 こちらの人には、珍しくも何ともない鳥であろうと思うが、私たちには、出会う鳥、全て新鮮に写るし、昨年は、見えていなかったものも、見えてきた。




lumphini_park 
ルンピニ公園(1) Bangkok, Thailand 2005/04/15 Photo by Kohyuh




lumphini_park2 
ルンピニ公園(2) Bangkok, Thailand 2005/04/15 Photo by Kohyuh





 昨日のアユタヤへ向かう道で、アマサギ とか、見知らぬ鳥を沢山見かけた。 途中でバスを止めたいほどだったが、もちろん、そんな勝手なことはできない。






読めない交通標識
 タイは、日本と同じ、車は左側通行の国である。 これならレンタカーを借りて、バードウォッチングも可能かなと思うが、タイ文字の交通標識が、ちんぷんかんぷんである。 英字表記も多くなっているようではあるが、自信がない。

 スペイン語が分からなくても、アルファベット表記であれば、正しい発音でなくても、勝手な読み方でも、一応、口にすることができる。 相手には通じないかも知れないが、自分には通じる。 そして、大事なことは、交通標識は自分に通じればよいのである。 タイ文字やハングル文字は、それができない。 またく、自分にも通じない。






自給するということは
 何でもそうだが、自分でする、自給する、というのは、コスト意識が先に立つからであろう。 要するに、高くつくから自給する、ということである。

 高くつくが、洗濯でも掃除でも、金を出せば、サービスを受けることが可能である。 ほとんどの日常生活で、受けられないサービスはないといってよい。 金があれば自給する必要がない。

 レンタカーの場合でも、運転を自分でする (自給する) のは、コストを抑えたいからであろう。 まあ、運転するのが好きだからということもあるが。






タクシーが得策かも
 ところが、タイの場合、高いレンタカー料金、それに比べ、安い人件費、また、難解な交通標識による時間的ロスなど、これらを総合して考えると、案外、一日、観光タクシーを使った方がいいかも知れない、という気がしてきた。

 それに、ホテルの日本人スタッフの方が言っていたが、こういったタクシーは、例え、運ちゃんが知らない場所でも、本部と無線電話でやり取りしながら、調べて、連れて行ってくれるということだ。




タイの野鳥一覧 (アイウエオ順)
ア行~カ行 サ行~タ行 ナ行~ワ行
 インドハッカ
 インドブッポウソウ
  カノコバト
 クビワムクドリ
 シキチョウ 
 シマキンパラ 
 ジャワアカガシラサギ
 スズメ
 ハシブトガラス
 ジャワハッカ 
 ベニバト 
 ホオジロムクドリ 
 メジロヒヨドリ










§§ 地下鉄とBTS (スカイトレイン Sky Train) に乗る
 (注) BTS (Bangkok Mass Transit System Public Company Limited)

 ホテル・ディシュタニは、交通の便が良い。 BTSのサラデーン駅 (Sala Daeng) も、昨年なかった地下鉄のシーロム駅 (Silom) も、すぐ近くだ。 この辺りでは、さすがの水掛祭りも、ご法度なのだろうか、水鉄砲を持った若者も、移動には電車も利用しているが、発砲はしていなかった。

 それに、BTSは、スカイトレインと呼ばれているように、高架鉄道であるから、駅に到る通路から、水掛祭りを高みの見物と、洒落込むことができる。

 昨晩は、この水掛祭りの目抜き通りに出かけ、屋台の麺類食べた。 道路は水浸しである。 それでも、屋台は、安全地帯といえようか。 基本的に、私は屋台が好きである。








バンコクの中華街
 バンコクの中華街は、屋台が好きでない人なら、二の足を踏むかも知れない、それはそれは見事なものであるが、おいそれとは行けない。 食材から雑貨まで何でもある。 屋台の数も、星の数ほどある。 焼きバナナも食べてみた。 麺類も選択肢が多すぎて困るほどだが、どれも美味い。 果物も美味い。 どれもこれも試食したいが、一遍には、体が持たない。

 中華街へは、何故に、おいそれとはいけないか、と言うことであるが、行くにはいける。 しかし、帰りに苦労すること請け合いだ。 往きは、ホテルからタクシーで行けば、直ぐだ。 全く問題がない。 問題は帰りのタクシーである。 流しのタクシーは、観光客には、評判がよくないから使えない。

 私は、たまたま、見つけたホテルに頼んだ。 そうしたら、流しを捉まえてくれたから良かった。 行き先を、運ちゃんに伝えてくれて、そして、メータを指差して、このメータの指示通りに支払えばよい、言ってくれた。

 何しろ、第三者が介在しているから、運ちゃんも、悪さはできないだろう。 私が、いくら、ディシュタニまで頼むといって、通じるとは限らない。 現に、空港から来るときがそうだった。 タクシーは便利ではあるが、この程度の用心は必要であろうし、その意味では、手間がかかる。








フードコート
 ところが、小奇麗で若者や家族連れにも人気のある ・・・ 地球の歩き方では、「クーポン食堂」 と紹介されている ・・・ フードセンタ Food Center とか、フードコート Food Court (シンガポールでの呼称) と呼ばれるものがある。

 これらのフードセンタは、大きなショッピングセンタの中やデパートの中にあって、それこそ、BTS で行けるところが多い。 それに、屋台の雰囲気も、味も楽しめる。

 難点といえば、本物の中華街では、あの小汚い、雑然として怪しげではあるが、一方、生活感に溢れ、誰をも拒まない、人情味のある空気に満ち溢れている ・・・ それが、この種のフードセンタにはないところだろうか。 フードセンタでは、全て、経済の原理が働いていて、日本と変わらない。



 実際に、日本でも大きなショッピングセンタでは 「フードコート」 と銘打ったこの種の手軽に食事できるところが増えてきた。







ドリアンもOK
 伊勢丹が入っている、ワールド・トレード・センタは、チットロム駅 (Chit Lom) から直ぐのところだし、"マーブンクローン・センタ Mah Boon Krong Center" 又は、略して "MBKセンタ" は、ナショナルスタジアム駅 (National Stadium) の近くだから、安心していける。 しかも、清潔で、屋台を経験できるから、多いに活用した。 お好きなら、ドリアンでも、遠慮なく食べることができる。

 しかし、最近のドリアンは、匂いが少ない。 改良が進んでいるのかも知れないが、私は不満である。 柔らかいのと、堅いのと、二種類置いてあったから、聞くと、若い女性の店員さんは、堅い方が好きという。 試しにそれも食べてみたが、尚更のこと、不満であった。 せっかくのドリアンが、私の嫌いな、生野菜であった。 やはり、ドリアンは、柔らかくて、皆が逃げ出すほどのものがいい。


 入り口で、クーポン券を購入する。 中には、テーブルが沢山置いてある広い空間があり、その周りを、屋台と同じような、小さなお店が取り囲むように並んでいるのが、一般的なスタイルだ。

 各自、食べたいお店に行って、そのクーポン券で支払いを済ませ、適当な席を見つけて、自分で持って来て、そこで食べる。 ここまでは、セルフサービスだが、食後の片付けは不要だ。 後片付けの人が回ってきてくれる。

 クーポンが足りなければ、また、買いに走らなければならないが、余れば、払い戻しをしてくれる。


《参考》
 バンコクの地下鉄とBTSの路線図 (http://thaikensaku.com/shiraberu/bts_subway/bts_subway.htm)









§§ 渡し舟に乗る
 ペニンシュラ・ホテル (The Peninsula Bangkok) の飲茶が美味しいと聞いて、出かけることにした。 BTSで、サラデーン (Sala Daeng) から、終点のサパーンタクシン (Saphan Taksin) まで行って、チャオプラヤ川 (Mae Nam Chao Praya) 岸の船着場まで歩くと、ペニンシュラ・ホテルの専用の渡し舟がある。 もちろん、色々、別の渡しもあるが、専用だから、見るからに豪華なものだった。 写真も撮ってやろうと言って、何かとサービスをしてくれた。 無料であった。


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ペニンシュラ・ホテルの専用の渡し舟 Bangkok, Thailand
2005/04/15 Photo by Kohyuh








 食後、水上バス (正式には、Express Boat) とでも言うのだろうか、定期運行する乗り合い舟に乗ってみよう、ということになった。 昨年行けなかった、タイ人の街がある。

 お寺参りに使う花飾りを作って売っているお店が密集しているところである。 お店の形態を持つものや、おばちゃんが一人で作っていたり、色々だが、舗道の両側を埋め尽くし、人がすれ違うのも難しいほどの混雑振りであった。

 お正月ということもあったかも知れないが、昨年は、一月ほど遅い時期であったが、同じように混雑している風景を、バスの中から見ていたから、普段から、この様子なのだろう。 敬虔なこと、日本の仏教徒とは、比較にならない。

 小さな白い花や蕾が多かったように思うが、それらの花を、糸に通したり、櫛に刺したりして、大きなものから小さなものまで、それは見事な、美しい飾り物ものに創り上げていく。 よくもこれだけの需要があるものかと思うほど、手を休めず、作り続けていた。

 ここでも、正月も三日目というのに、水掛祭りは盛んで、要所要所で、大騒ぎしていたが、それでも、この露店の人たちには、迷惑をかけてはいなかった。






水上バス
 水上バスに乗るのは、切符が要るが、大きな船着場では、券売所がある。 もちろん、船内でも買える。

 船着場に到着するとき、男性の車掌が、指笛を吹いて 『もう少し左、そこでストップ』 とか、運ちゃんに合図を送っていた。

 何も指笛でなくてもと思うが、生身の声では無理かも知れない。 船は細長いし、エンジン音もあるから、声が通らないのだろう。 無事に船が着くと、浮き桟橋に飛び降りて、ロープで船を固定してから、出入り口のロープを外して乗降を許す。

 船が走り出すと、今度は、女性の車掌さんが検札に来る。 大体、乗船客の顔を覚えているのか、ほとんど確実に、やって来る。 結構、満員なのに、近付いてきて、卒業証書を入れる、あの円筒様の、硬貨入れを、打ち振るのである。

 わざわざ、カチャカチャと音させて、それもリズムをとって、近付いてくるものだから、もし、キセルでもしようと、たくらむ輩には、身の縮む思いであろう。

 もちろん、自信があれば、ワシは関係ない、と黙って見過ごせばよい。 検札というより、切符を持っていない人のためだろう。 かって、キセルをした経験もあり、また、仏教徒の心も無くした、私の良からぬ心が、勝手に想像しているだけで、タイの人には、別の音に聞こえているに違いない。










§§ ルンピニ・ナイトバザール
 17時のチェックアウト前に、風呂を浴びた。 荷物は大方、整えてある。 いつでも出発できるが、それでも、深夜までは、かなり時間がある。 何も空港へ急ぐこともないから、ルンピニ・ナイトバザール Lumphini Night Bazaar へ行くことにした。

 夜店の規模を大きくしたようなもので、生活用品、衣料品、土産物、飲食店、喫茶店、果物店からゲームまで、およそショッピングできないものはない。 照明も明るく、一大ショッピングセンタ、ショッピング街の様である。


 荷物をフロントに預けて、出かけた。 地下鉄で一駅のところだし、暑さも昼間ほどでもない。 ルンピニ公園の近くにあり、地下鉄が開通したから、交通の便も、セキュリティ上も、レベルが上がったのであろう、家族連れから観光客まで訪れて、賑わっていた。








トロピカルフルーツ
 私は、バンコクも今日、これまでと、これからの旅では、口にできないであろう、未だ食べたことがない、トロピカルフルーツを見つけては、買い求めた。 このナイトバザールで売られているもので、食べ残しはない筈だ。

 本当は、これから先のことを思えば、腹を壊せば、元も子もなくなるから、セーブすべきかも知れない。 タイに寄るのは、往路ではなく、帰路にしたかった。

 ところが、航空券の都合で、往路になってしまったから、仕方がない。 口卑しいのも性質だから仕方がない。 また、こんな性質だからこそ、少々のことで、お腹を壊すよな、ヤワな腹ではない。 かって、神経性慢性下痢症ではあったが、退職後は、それもない。

 今、残念に思うのは、食したトロピカルフルーツのリストを作成していなかったことだ。 その内、形や味を覚えているうちに、まとめてみようと思っている。










§§ 空港へ (これも自己裁量範囲
 夜、九時前に、タクシーを呼んでもらった。 ドアマンが、料金を告げてくれた。 メーター制ではなく、いわゆる、ゲンコツだ。 これは、ホテルと言えども、良くあることで、高速道路の渋滞等でもあれば、安くなることもある。 それに、納得のいく料金だった。




拳骨 (げんこつ)
 拳骨は、「にぎりこぶし」 のことをいうが、その形から 『何かを握りつぶす』 という意味を表す一種の符牒である。 この場合、タクシーメータを握りつぶすことを指す。

 そこから、これは違法ではあるが、両者が合意の上で 『メータを使わないで (即ち、メーターを倒さないで)、お客の指値で走ること』 を意味するものだ。

 それは、タクシーメータの記録に残らないから、売り上げは運ちゃんの懐に入るし、お客も割安で乗れることになる。

 外見は空で流しているように見えるが、よく観察してみればお客を乗せていることがわかるだろう。








ゲンコツの効果
 それが、いつもの道と、どうも違うようだった。 高速道路の様でいて、料金を払っている様子もないし、ゲートもなかったように思う。 一般道を走っているようだったが、渋滞もなく、遅れることもなく、空港に到着した。

 なるほど、ゲンコツにした意味が分かった。 これは運ちゃんの裁量の範囲だろう。 夜間の交通量を熟知して、高速道路と同じ効果が得られる道を選んだ。

 日本でも、このような個人の裁量で、微々たるものではあるが、利を得る機会もあったと聞く。 例えば、長距離トラックは、風待ちをしたという。

 追い風で走るのと、向かい風で走るのとでは、ガソリンの消費量が違ってくる。 請負仕事であるから、契約は時間だろう。 契約を守って賢く走る、それが自分の為になる。 そこにまた、自信と誇りも、伴って、仕事が面白くなってくるというものだ。


 それが、その自己裁量範囲が、どんどん狭まっているように思えてならない。 仕事だけではない。 プライバシーのこともそうだろう。 これからの世界が行き着くところ、全て、情報機器の進歩と共に、本来、自分しか知らない筈の自己が、次第に薄らいでいくことになるのだろう。 それも、そのことすら、気付かないままに。










足裏マッサージ
 昨年、家内がバンコクの空港で足裏マッサージをしてもらって味をしめたらしい。 今回も、行く前から楽しみにしている様子である。 何しろ、昨年は、帰路にバンコクに立ち寄ったから、足が棒の状態であった。 それでも、私は、インターネットカフェに走った。 何しろ、フランスでは、インターネットカフェが少なくて、ずいぶんご無沙汰していたからである。

 今回は、往路である。 だから、足は疲れていない。 大丈夫ではあるが、足裏マッサージが気持ちよからぬ筈がない。 ただ、私は他人の足を触りたくない。 自分の足でさえ、臭くてたまらないときもある。 それが仕事とは言え、嬉しい筈がないであろう。

 それを思うと、そこまでして貰うことはない、と考えてしまう。 だいたい、私は、散髪に行くというのに、わざわざ、洗髪して、ヒゲも剃ってから行くという、性質である。 散髪に行けば、ヒゲ剃りも、洗髪もしてくれる、というのにである。 散髪屋さんもご丁寧に、これがプロの髭剃り、と言わんばかりに、さらに、つるつるにしてくれるからエライもんだ。


 ところが、良く聞いてみると、マッサージの前に、足を洗ってくれるという。 それに、私は、ホテルで風呂にも入ってきた。

 若いお嬢さんが、マッサージしてくれるし、何かと気を使って、話しかけてくれる。 マッサージの方法や技術のことは、よく知らないが、個人差があるかも知れない。 それより何より、気持ちのよいこと、思わず眠ってしまいそうなほどの、夢見心地である。 45分コース、1時間コースがある。 お気軽に、お試しあれ。 病み付きになること請け合いです。








セキュリティ検査
 搭乗ゲートでのセキュリティ検査は、年々厳しくなるようである。 以前、金属探知機のゲートの通過でひっかかり、ポケットの中身を、小出しにしていたら、何回も、チェックのやり直しをさせられた。 だから、今回は、めんどくさいので、上着を脱いで、カメラや時計と一緒に、丸ごと検査機に通した。


 それなのに、ゲートをくぐると、ブザーが鳴る。 もう出すものはないというと、帽子を取れという。 帽子が悪い筈がない。

 やはり、また、ブザーが鳴る。 今度は、靴を脱げという。 靴が悪い筈がない。 やはり、ブザーがなる。

 今度は、ズボンのベルトを外せという。 格好悪いが、逆らうとろくなことがない。 ズボンがずり落ちないように、手で押さえての、ゲートくぐりである。

 なるほど、それが当たりであった。 金属のバックルに反応したようである。 センサーの感度が上がっているのであろう。 えれーめにあった。



  バンコクの風景 (スライドショウ ) 


 空港への途中、水掛祭りの車軍団が、それぞれに、帰途につくのに出合った。 正月も今日でお終い。 彼らもまた、そう安易なものではない、日常に戻っていく。 彼らの未来に幸いあれ。





機内 2005/04/15 (泊)
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